歓談の合間に余興を挟み込むことを考えると、全体を3時間くらいでおさめるのが適正ではないでしょうか。わたしたちの場合も「だいたい3時間で」という方針を早くから決めてしまって(2009年9月ごろ)、開催の半年前くらいからプログラムの肉づけをしていきました。プログラムの詳細はもっと後に決めてもよいのかもしれませんが
といった要素が絡むことを考えると、プログラムづくりはあまり後回しにしない方がよいのではないかと思います。
同窓会全体を3時間とした場合、余興に使う時間は30~45分程度が適当でしょう。長すぎると会場の雰囲気もダレてきますし、メインである歓談の時間を喰いすぎてしまっても本末転倒。あくまで〈お遊び〉であることを考慮して、全員参加型かつ、場がダレないよう二本立ての設定で組むのがいいのではないでしょうか。
余興には、できることなら(というか、予算をやりくりして)賞品の準備も。わたしたちの場合、余興は「高志高校○×クイズ」「じゃんけんゲーム」の二本立てにして
という構成にしました。「高志高校○×クイズ」の賞品を優勝者のみにしたのは
との理由からです。当初の狙いがどうなったかは、当サイトの記事「iPad贈呈式を行いました!」にて感じ取ってください。
わたしたちの場合、ノリのいいしゃべりをしてくれる(←高校時代から変わらない)女子&男子が実行委員に参加してくれたのがラッキーでした。本当に人材に恵まれたものだと、改めて実感しています。
〈同窓会をつつがなく進行する〉という観点から、司会進行を含めた演出をプロの司会者にお任せするのも一案でしょう。けれど、かつて同じ学校で過ごした時間を再び共有することこそ同窓会のいちばんの目的。プロに比べればスマートな司会進行ではないかもしれませんが、同級生の司会で進めた方が参加者の共感を得られるし、ずっと記憶に残る同窓会になるのではないでしょうか。
会場の盛り上げに一役買う、といえば映像や効果音の存在も大切な要素。これについては、高校時代に放送部だったわたしが「昔取った杵柄」とばかり、音源の仕込みから当日の機材操作までを引き受けました。ということで、映像・音響にもある程度力を入れたいのであれば、その手の部活動に関わっていた人材を引き入れてしまうのがいいのではないでしょうか。
ちなみに、映像・音響機材はスタッフ手持ちのもの+知人を通じて手配できたものでまかないました。わたしたちの場合はそういう幸運に恵まれたわけですが、必ずしもそうしたケースばかりではないと思います。会場選びとも密接に関わってくる課題であるだけに、会場の絞り込みを進めていく段階で
などを確認した方がよいでしょう。
いくらスタッフといえども、同窓会ではやはり歓談の輪に加わりたいもの。準備期間中の記録はさておき、同窓会当日、特に一次会のオフィシャルな記録(写真撮影・ビデオ撮影)は、ある程度の予算をさいて専門業者に依頼した方がよいでしょう。ちなみにわたしたちの場合、写真撮影は3人のスタッフが交替制で行うこととし、ビデオ撮影のみ実行委員の知人(ビデオ撮影・編集を業務の一環としている)に依頼しました。
業者さんも、同窓会の撮影というのはあまり経験がないでしょうから、
といったことを行い、撮りこぼしてはいけない場面(例:先生方のあいさつ、乾杯など)を必ずおさえられるように準備しておくことが重要です。
一次会の時間帯設定にもよりますが、二次会、できれば三次会まではあらかじめ会場を決めておくとよいでしょう。
二次会を開くのはほぼ確実でしょうから、会場・定員・会費を設定した上で同窓会開催前にアナウンス。人数が流動的な三次会は会場の候補をいくつか用意しておき、参加者の動向を見ながら臨機応変に対応するという流れで進めましょう。例えば、二次会を2時間くらいで設定するなら、1時間を過ぎたあたりで三次会の手配にかかっていくようにすると、二次会→三次会の移動もスムーズにいくのではないかと思います。
臨機応変な動きが求められる場面なので、会場手配を担当するスタッフには〈飲食店に顔の利く〉人を選ぶのがベター。実行委員に年ごろの男子(?)が何人か入っていれば、そういう面にたけている人材もきっといるはずです。